DNA鑑定は、血縁関係についての確認（本当の親子かどうかの鑑定）や、離婚問題、遺産相続などの法的問題の解決のために行われる鑑定方法です。
DNAとは、体の細胞の核に含まれるデオキシリボ核酸のことで、人体の全ての遺伝情報が収められている二重螺旋状の極めて微小な物質です。そのDNAを調べる事で、血縁関係の有無を知ることができます。
DNAの解析技術の普及が進み、昔よりも安価に解析できるようになってきたため、DNA鑑定を誰でも依頼をすることができる時代になりました。
DNA鑑定による血縁の調査では、父と子の鑑定、母と子の鑑定、兄弟の鑑定、祖父・祖母鑑定（祖父母と孫の関係を含む父系と母系の鑑定）ができます。
探偵社へのDNA鑑定の依頼が多いのは、親子の血縁を鑑定する事案です。自分の子供が、浮気相手との間に生まれた子供である可能性がある場合、真実を知るために自分のDNAと子供のDNAを調査してもらい、本当に自分の子供であるかどうかを鑑定します。
DNA鑑定には、裁判の証拠として使える「公的鑑定」と、裁判所が受け付けない「私的鑑定」があります。状況によって、どちらかを選びます。どちらも鑑定の精度は同じですが、DNAのサンプルの採取の手続きを行う人の違いがあります。
公的鑑定では、柔らかい綿棒を使って、口の中の頬の内側の粘膜の細胞をなぞり取ることでDNAのサンプルを採取します。安全で痛くない方法です。公的鑑定では、被験者全員のサンプルの採取やサンプルの郵送投函などの全ての手続きを、被験者全員と利害関係のない第三者が行わなければなりません。
私的鑑定の場合は、依頼者自身が被験者全員のサンプルを採取して郵送投函することができます。鑑定の結果は依頼者本人の確認資料となり、裁判には使えません。
被験者とは、鑑定を受ける人の事で、例えば親子鑑定の場合は、父と子の２名である場合が多いです。
■公的鑑定の流れ
１．無料相談を行います。
２．契約書を交わします。（ご来店、郵送、FAX、メールで可能です。）
３．公的鑑定の場合、サンプルの採取キットを第三者様あてに郵送致します。
４．サンプル採取後、第三者様より、採取キットをご返送頂きます。
５．DNAの解析は、専門機関とのやりとりを含めて、２～４週間ほどかかります。
６．DNAの鑑定結果を、鑑定書としてお渡しいたします。（ご来店、郵送、FAX、メールで可能です。）
血縁関係の真実を知りたいと思ったら、ＤＮＡ鑑定についてお気軽にご相談ください。